ようこそ! 「多汗症の原因と治療法を知れば多汗症は怖くない」へ

多汗症の原因と治療法

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●多汗症とは

多汗症とは、「必要以上にたくさんの汗をかく病気」のことです。特に、緊張したときや驚いた時にかく精神性発汗(エクリン腺からの分泌)による汗の異常です。中でも手のひらや足の裏に限定して大量に汗をかく場合には、「手掌足蹠多汗症(しゅしょうそくせきたかんしょう)」といいます。精神性発汗の特徴は、手のひらや足の裏に大量に汗をかくことです。わきの下や顔面を伴うこともありますが、体からはあまり汗が出ません。

多汗症に気づくきっかけは、字を書こうと思ったら紙が濡れて破れてしまった、フォークダンスのとき他の人と手をつなごうと思ったら自分の手がべたべたしていたなどです。汗をかく量も「いつも手足が湿っている」程度の人から「滴り落ちるほどいつも濡れている」人までさまざまです。

「ピアノを弾こうとしたら、鍵盤から指が滑ってしまう」とか、「好きな人と手をつなぐチャンスだったのに、手の汗が気になってダメになってしまった」「パソコンが汗で壊れてしまった」など、多汗症のために生活に支障を感じる場合も少なくないようです。

もちろん、ある程度の汗はかいて当然です。誰にでもあることなので必要以上に「多汗症かな?」などと思わないようにしよう。


●多汗症の原因

以前は、多汗症は人よりも緊張しやすいからとか、神経質だと汗をかく、と考えられ、「気の持ちようで汗はかかない」と思われていました。しかし、多汗症の人は自宅でリラックスしていても手のひらから汗が出たり、朝目覚めたとたんに汗をかきはじめることもあります。

多汗症の場合は、精神的に緊張したから汗がたくさん出るのではなく、緊張したときに発汗を促す「交感神経」が敏感すぎるために汗を多くかいてしまうようです。そのため、多汗症の人は、朝目覚めたときなど、ごく普通に交感神経が活動しはじめただけで、人一倍汗をかいてしまいます。ですので、多汗症は必ずしも精神的な要因による病気とは言えません。

●多汗症の裏に病気が隠れていることもある

汗が大量に出る原因として、何らかの病気が関係している場合もあります。

更年期障害の症状のひとつに、かっと汗をかいたと思ったらすぐにひいてしまうことがあります。これは、更年期になって卵巣機能が衰えてくると、発汗を抑制するエストロゲンというホルモンの分泌が低下するためです。


甲状腺機能亢進症になると、甲状腺ホルモンが増加して基礎代謝が高まり、全身性の多汗が見られます。


副腎腫瘍の一種である褐色細胞腫になると、アドレナリンというホルモンが大量に分泌され、この代謝を高めるために多汗になることもあります。


●多汗症を治療するには

多汗症を治療したい場合、何科を受診すればよいのか迷います。

実際、多汗症の人は、手の皮膚からの汗だからと皮膚科へ行くことが多いようです。また、多汗症を精神的なものと考えて、精神科や心療内科へ行ったり、ワキガなどの治療も行っている美容外科へ行くこともあるようです。

多汗症の治療法はいくつかあるので、自分にいちばん合った方法をじっくり選びましょう。複数の科を受診するのもよいでしょう。とにかく自分で納得できる方法を見つけることが大切です。


●多汗症の治療方法

@心身療法

多汗症は必ずしも精神的なものが要因ではありませんが、場合によっては心身療法によって症状が軽減することがあります。

汗に対して恐怖感や強い不安感を持っている場合には、この方法を試してみるとよいでしょう。中には多汗症が原因で、「人前に出られない」「人の視線が気になって仕方がない」などの心の病にかかってしまうケースもあるからです。

心身療法では、主にカウンセリングによって汗に対するマイナス意識を変えていったり、自律訓練法によって自律神経(交感神経や副交感神経)のはたらきを整えるなどの療法を行っています。


A薬物療法

多汗症の場合、汗に対する不安を取り除くために、精神安定剤(抗不安剤)を処方されることがあります。ただし、この薬は直接汗をとめる作用があるわけではなく、緊張を緩和することが目的です。また、東洋医学でも多汗症に対する治療があるようです。ただし、体の体質に対しての治療ですので、利用する際は東洋医学専門医か専門薬剤師と相談しましょう。

直接、汗に作用する薬としては、汗をかくときに交感神経の末端から出ているアセチルコリンという化学物質を止める薬(抗コリン剤)があります。しかし、この神経遮断薬は、腺からの分泌を止めるための薬で、手のひらだけではなく全身に作用し、また口渇、便秘、胃腸障害などの副作用があると言われています。使用を考える場合には、必ず、医師と相談の上、慎重な判断をしましょう。


B制汗剤の使用

とにかく、一時的なものでもよいので、手のひら、足の裏の汗を止めたいというときは、制汗剤を使用するという手もあります。現在、制汗剤は市販されている種類も多く、どのタイプを使用するかは自分の状況に合わせて選ぶとよいでしょう。

また、アルミニウム塩などを用いた制汗剤は効果的だと言われています。ただし、これは物理的に汗が出てくるのを止めるだけのもので、多汗症そのものを治療するものではありません。また、アルミニウムは人体への有害性も指摘されているので、使用する場合には、注意事項をよく読み、用法をきちんと守るようにしよう。


C手術による治療

多汗症の治療には手術もあります。発汗を作用している交感神経をブロックするというものです。

手のひらの汗を止める場合、「胸腔鏡下交換神経切除術」と言われる胸腔鏡(スコープ)を使って胸部交感神経を遮断する手術を用います。全身麻酔をし、わきの下の皮膚を2〜4ミリほど切って行われます。傷口も小さく、手術時間も短いため、患者への負担は少ないです。

同様に、足の裏の汗を止めるには、腰椎の交感神経をブロックする手術があります。

ただし、どちらの手術も手のひらや足の裏の汗はストップされますが、術後、手のひらや足の裏以外の部分から汗が出る代謝性発汗(反射性発汗)が起こることがあります。
しかし、手術の前に代謝性発汗を予測することは難しく、かなり個人差があるので、手術をする場合には、医師とよく相談し、心配なことは事前に確認しておくことが大切です。


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